2018年にメゾンマルジェラ(Maison Margiela)のショーで衝撃的なデビューを果たした「グラムスラム(Glam Slam)」は、今やブランドを象徴するアイコンバッグのひとつとなっています。
そのふわふわとした独特のクッションデザインから“枕バッグ”とも呼ばれ、人々の視線を奪う存在感を放ち続けています。
しかし「実際に使いやすいの?」「見た目が柔らかそうで傷や型崩れが心配……」「値段も高いし、投資する価値はあるの?」など、気になる点が少なくないのも事実。
そこで本記事では
- マルジェラ「グラムスラム」最大の魅力&背景
- 実際の使用感・メリット/デメリット
- サイズ・価格などの購入ガイド
- 他ブランド類似バッグとの比較
- スタイリングや持ち方のコツ
- マルジェラのコンセプトとグラムスラム誕生のストーリー
といったポイントを、できるだけ詳しくかつ情報を削らずに解説します。
高級感とアート性を兼ね備えた“枕バッグ”が、どのようにファッションシーンで活躍できるのか。
最後まで読めば、その使い勝手と魅力を十分に理解していただけるはずです。
マルジェラ「グラムスラム」とは?──ふんわり枕バッグの誕生背景

メゾンマルジェラとジョン・ガリアーノが体現する“無意識のグラマー”
メゾンマルジェラは、ファッション界の前衛的存在であるマルタン・マルジェラによって1988年に創設されました。
ロゴを大々的に打ち出さず、製品そのものに語らせる“匿名性”の美学を貫き、ファッショニスタからコアな支持を集めてきたブランドです。
2014年末からクリエイティブ・ディレクターを務めるジョン・ガリアーノは、「過激でドラマティックな発想」を得意とし、マルジェラの伝統を尊重しつつも大胆なアイディアを取り入れてきました。
そのガリアーノが2018年春夏コレクションで初披露したのが、この「グラムスラム(Glam Slam)」です。
“枕のようなバッグ”がランウェイを沸かせた
ファッションショーでモデルが枕を抱えるようにバッグを持ち歩く姿は大きな話題を呼び、“これぞマルジェラらしい実験的なアイテムだ”と賞賛が集まりました。
ガリアーノは「人が無意識に見せる仕草や、旅先で枕を抱えてくつろぐような快適さの中にこそエレガンスが宿る」というコンセプトを掲げ、「グラムスラム」には“無意識のグラマー(Unconscious Glamour)”の思想が込められています。
南仏の手縫いキルト「マテラッセ」から着想を得たふかふかレザー
グラムスラムのふわふわしたボリューム感は、南フランスの伝統的な手縫いキルト「マテラッセ」に着想を得たとも言われます。
もともと“マテラッセ”はフランス語で“詰め物をした”という意味で、繊細なステッチワークによってふっくら立体的に仕上げたキルティングが特徴です。
- ラムレザーの極上の柔らかさ フルグレイン(表皮をそのまま残した)ラムレザーを贅沢に使用し、中綿をたっぷり詰め込むことで、まるでクッションや枕のような質感を実現。触ると指が沈み込むほどソフトで、思わず抱きしめたくなるような抱き心地が生まれます。
- マルジェラ伝統の“匿名性”を踏襲 ブランドロゴの金具や派手なモチーフは表面につけず、外側にあるのは背面の「四つ角の白ステッチ」と内側の「カレンダータグ」のみ。これこそがマルジェラのDNAとも言える“ロゴを隠すアプローチ”で、分かる人には分かるエッジの効いたデザインです。
結果として、一見シンプルなのにどこか普通じゃない“アーティスティックなクッション”のようなフォルムとなり、登場から数年が経った今でも「マルジェラを代表するバッグ」として確固たる地位を築いています。

マルジェラ グラムスラムの使い勝手【メリット/デメリット】

メリット1. ユニークなデザインが唯一無二で人目を惹く
グラムスラムの最大の強みは、何と言ってもアイキャッチ力です。
ふんわり厚みのあるフォルムは歩いているだけで注目を浴び、「どこのバッグ?」「抱き心地は?」と声をかけられることも。
派手なロゴを前面に出していないにもかかわらず存在感抜群なので、コーデの主役として大活躍します。
メリット2.触り心地が最高レベル

ラムレザー+中綿という組み合わせは、実際に抱えてみると「ふわふわで気持ちいい!」と感動するほど。
ユーザーの中には「雲を抱えているみたい」「疲れたときにバッグを抱きしめると癒される」など、思わぬリラックス効果に魅了される声も多数。
高級素材のラムレザー特有の滑らかさと、程よい弾力の中綿がもたらす“枕感”は唯一無二です。
メリット3.ショルダー・クラッチなど2WAY・3WAYで楽しめる
グラムスラムはストラップが取り外し可能なモデルが多く、長さ調整もしやすい作りになっています。
- ショルダー掛け:カジュアルスタイルや両手を使いたいときに便利。
- クラッチ持ち:ストラップを外してシンプルに抱えるだけでモード感UP。
- 斜め掛け:ストリートファッションや軽快なイメージで持ちたいときに。
バッグ自体の雰囲気が強いのに、意外なほどコーディネートの自由度も高いのが魅力です。
メリット4.収納力が高く実用性がしっかりある

「柔らかそうだけど、ものが入るの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、実際にはスモールサイズでも長財布・ポーチ・スマホ・ペットボトルなどをしっかり収納できるという声が多いのです。
さらに、ミディアムサイズ以上であればA4書類やノートPCも楽に収められます。大容量モデルなら1泊旅行にも使えるほどの収納力で、「見た目のインパクト重視」だけで終わらない実用性を兼ね備えています。
メリット5.実は軽量で持ち歩きやすい
見た目のボリューム感に反して、使用されているラムレザーは比較的薄くて軽いです。
そこに中綿が入っているとはいえ金属金具が少なく、無駄な装飾も省かれているため重量はそれほど重くなりません。結果、長時間持ち歩いても肩や腕への負担が思った以上に少なく、「見た目より軽くて助かる」という意見が多く聞かれます。
デメリット1.デリケートなラムレザーに傷がつきやすい
グラムスラムで最も注意すべき点は、素材が非常に柔らかく傷や擦れが目立ちやすいということです。
- 角や底面は特に擦れ・引っかき傷を負いやすい。
- ショルダーで持ち歩くとき、壁や自転車などにぶつけないように配慮が必要。
- 雨や汚れにも気を遣わなければならず、定期的なレザーケアが欠かせない。
デリケートな素材だからこそこのクッション感と高級感が得られるわけですが、使いこなすには多少の“気配り”が求められます。
防水スプレーや専用のクリームで定期ケアをし、保管時もほこり除けの布袋に入れたり、型崩れを防ぐ詰め物をしたりといった工夫が重要です。
デメリット2.自立しにくく型崩れリスクがある
グラムスラムはクッションのような柔軟性をもち、底がかちっとした板底などではありません。
そのため、置いたときにくったり倒れてしまうことが多いです。
荷物を入れていないときは特に形が崩れやすいので、保管時は新聞紙や不織布を詰めるなどしてフォルムをキープする努力が必要になります。

デメリット3.マグネット開閉メインで防犯面に注意
ショルダーバッグタイプの場合、開口部がファスナーではなくマグネット仕様のものが多いです。
- しっかりとジッパーで閉じるタイプと比べると、どうしても防犯面や荷物の落下リスクは高い。
- 中のポーチや小物がこぼれないように気をつける必要がある。
ただし、マグネット開閉は荷物を取り出す際のアクセスが快適でもあり、一長一短とも言えます。
デメリット4.高価格帯のため購入ハードルが高い
ラムレザーの使用やデザイン性、ブランド力から、グラムスラムの定価は20〜40万円とかなり高額帯です。
特に最近は円安や物価高の影響でラグジュアリーブランドの価格が上がり続けており、「欲しいけどちょっと手が出ない」という声も少なくありません。
中古や並行輸入で安く買う方法はあるものの、高級バッグゆえ気軽には手を伸ばしづらい点も正直なデメリットと言えます。

グラムスラムのサイズ展開&購入ガイド:どれを選ぶべき?

主なモデル&サイズ
- クラシック・ショルダーバッグタイプ
- 最も定番となる枕型のグラムスラム。上部がマグネット開閉で、ストラップは取り外し可能。
- スモールサイズ:縦15〜20cm×横20〜30cm台が多く、普段使いにちょうど良い。
- ミディアムサイズ:縦20〜25cm×横30〜35cm台が主流で、よりたくさん荷物を入れたい方に。
- 2WAYでクラッチとしても使え、オンオフ問わず活躍しやすい。
- 大型2WAY(ミディアム・ラージ)
- さらに大きいサイズ展開も存在し、一泊旅行にも使えるような大容量モデル。
- 例:縦28×横39×マチ16cm(ミディアム)、縦32×横45×マチ14cm(ラージ)など。
- ノートPCやA4ファイルが余裕で入り、実用面を重視する人に選ばれる。
- チェーンバッグ/フラップタイプ
- 「レッドカーペット」と呼ばれる薄マチのチェーンショルダーバッグも人気。
- フラップ蓋付きモデルはパーティーやフォーマルシーンでも活用できるデザイン。
- よりドレスアップ向きに設計されたアイテムが豊富。
- トートバッグ/バックパック/メッセンジャー型
- グラムスラムのキルティングを応用したトートやリュック、メッセンジャーバッグも展開。
- トートはビジネスカジュアルにも対応でき、リュックはストラップを付け替えてワンショルダーにもできるユニークさが評判。

価格帯(定価&中古相場)
- 新品定価
- ショルダーのスモールモデルでも20〜30万円台半ば、ミディアムサイズは30万円超えが一般的。
- チェーンバッグや小ぶりなモデルは10〜20万円台だが、大型や限定素材だと40万円を超えることも。
- 中古市場
- 新品定価の半額前後で出回るケースが多く、10〜15万円程度の良品も探せば見つかる。
- ただし人気色(ブラック、ベージュ、ホワイトなど)は中古でも高め。
購入先と選び方のポイント

- マルジェラ直営店・百貨店内ブティック
- 品揃えとアフターサービスを重視するなら最も安心できるルート。
- 最新モデルや限定色をいち早くチェックできる。
- 店頭で実際に試着し、サイズ感・レザーの質感を確かめられるメリットが大きい。
- 公式オンラインストア
- 近くに店舗がない方でも24時間いつでも購入可能。
- ただしレザーの手触りやボリューム感が分かりにくいので、返品・交換ポリシーを確認しておこう。
- 海外通販・BUYMAなど
- 海外セールや為替次第では、日本国内の定価より安く買えることも。
- 偽物やトラブルを避けるため、出品者の信頼性や補償の有無をしっかりチェック。
- アウトレットモール/中古ショップ
- 過去シーズンの在庫がアウトレットに入荷することがあり、定価よりお得に手に入る可能性あり。
- 人気モデルの回転は速いため、こまめなチェックが鍵。
- 中古ショップでは現物をよく確認し、傷やへたり具合に納得してから購入するのが大切。
グラムスラムのスタイリングと持ち方のコツ
グラムスラムはその個性的なフォルムから、どんなコーデにも合うのか不安を覚える方もいるかもしれません。しかし、意外にも様々なスタイルで活躍できます。
レディスコーデ

- カジュアル Tシャツ+デニム+スニーカーのシンプルな服装に、グラムスラムをショルダー掛けで合わせるだけで、一気にモード感がアップ。あえてロゴや柄物を控えることで、バッグのユニークさが引き立ちます。
- フェミニン ワンピースやスカートスタイルとも好相性。ふんわりシルエットの服装にグラムスラムをクラッチ的に持つと、柔らかい雰囲気がさらに加速。カラーをベージュやパステルトーンにするとコーデ全体が甘くなりすぎず、上品にまとまります。

- フォーマル/パーティー 小ぶりなサイズを選び、ストラップを外してクラッチ風に抱えると、ドレスアップにも対応。結婚式の二次会やパーティーシーンで、ふわふわの質感がシンプルなドレスにアクセントを与えてくれます。
メンズコーデ
- ストリート/カジュアル パーカーやスウェット、デニムとスニーカーのラフな着こなしに、あえてグラムスラムを斜め掛け。スポーティーな要素にクッションの柔らかなビジュアルが混ざることで、コーデ全体がこなれて見えます。

- モード/キレイめ オールブラックやモノトーンコーデに、黒やホワイトのグラムスラムを合わせると、先鋭的な雰囲気を演出。枕のような立体感がシンプルなラインを強調し、“攻めのスタイル”として存在感を放ちます。
- ビジネスカジュアル ミディアムサイズのグラムスラムならA4やPCも入るので、通勤バッグとして活用するメンズも増えています。スーツやジャケパンに手持ちやクラッチ持ちで合わせれば、ほどよいリラックスムードを加味しつつ、“できる大人”のモード感を演出できるでしょう。

他ブランド類似バッグとの比較
ふんわりしたキルティングレザーのバッグは近年のトレンドでもあり、さまざまなブランドが展開しています。
ここでは代表例を挙げ、グラムスラムとの違いを見てみましょう。
ふかふかキルティングバッグの代表例
- サンローラン「ルル(Loulou)/パファー(Puffer)」
- アイコニックなYSLロゴ金具が前面に付くため、ブランド主張は強め。
- 主素材はカーフレザーが多く、ラムレザーほどの柔らかさはないが傷がつきにくい。
- 高級感が分かりやすく、ラグジュアリーな雰囲気を求める人に支持される。


ボッテガ・ヴェネタ「パデッドカセット」
- イントレチャート(編み込み)を厚みあるパッドで仕上げるモダンデザイン。
- 編み込みゆえの張りがあるため、グラムスラムほどのクッション感や沈み込む質感は少なめ。
- シャープな印象があり、ミニマルでモード好きからの支持が厚い。


シャネル「19(ナインティーン)バッグ」
- ふんわりダイヤキルトにボリューミーなチェーン、CCロゴでラグジュアリーの極み。
- 定価は50万円超えも珍しくなく、さらにハイエンドな価格帯。
- 華やかさと気品を兼ね備えた一方、ロゴ感がはっきり出るため、知名度重視の方に好まれる。

コーチ「ピロー タビー(Pillow Tabby)」
- コーチの「C」ロゴとポップなカラーバリエーションが魅力。
- 10万円前後という比較的手頃な価格帯で“ふかふか”を楽しめる。
- 高級感ではマルジェラほどではないが、デイリーユースに取り入れやすい。


マルジェラ グラムスラムならではの特徴
- ロゴを隠した“匿名性”
- 表面には派手なロゴが一切なく、知る人ぞ知る四つ角ステッチと内タグのみ。
- 「あからさまにブランドを主張したくないけれど、クオリティと個性を両立したい」という人にぴったり。
- 極上のふんわり質感
- 薄手ラムレザー+たっぷり中綿の組み合わせが、抱き枕のようなリラックス感を生む。
- 見た目にも楽しく、手に持つ喜びや所有欲を大いに刺激する。
- コンセプトやストーリーの深さ
- 「枕を持ち歩く」という日常離れした発想を高級レザーで具現化する、マルジェラならではの実験精神。
- 旅や無意識の仕草から着想した“無意識のグラマー”という哲学が、このバッグのアイデンティティをより特別なものにしている。
マルジェラのデザイン哲学とグラムスラム誕生の意図
マルジェラの革新的アプローチ:アンチ・ロゴ主義と解体主義
1988年にマルタン・マルジェラが立ち上げたメゾンマルジェラは、従来のラグジュアリーブランドが大きくロゴを打ち出す文化に対し、ロゴを隠す・削ぎ落とすことで“ブランドの強さ”を逆説的に示してきました。
また、古着を解体して再構築する「デコンストラクション(解体主義)」という手法を先駆的に取り入れ、ファッション界に大きなインパクトを与え続けています。
ガリアーノ就任後の新時代:グラムスラム登場

マルタン・マルジェラ本人が退任して以降も、その“アイデンティティ”はブランドの根底に脈々と流れています。
そこに、ディオール時代のドラマチックな演出で知られるジョン・ガリアーノが加わったことで、実験的でありながら芸術性がさらに際立つスタイルを確立。
グラムスラムはその象徴とも言えるアイテムになりました。
「世界中を旅する人々が見せる、眠るときの無防備な仕草や安心感、その中にこそ本質的なグラマーがある」
──ジョン・ガリアーノ
こうした独自の視点から、「枕を抱いて歩く」行為をラグジュアリーバッグへと昇華させたのがグラムスラム。機能性を備えつつも芸術作品のようなオーラを纏い、ファッション界から一般層まで巻き込んで大ヒットへとつながりました。
いまやマルジェラを代表するアイコンの1つ
グラムスラムは、以前から人気だった5AC(ファイブエーシー)などと並び、ブランドを語るうえで外せない存在に成長。
毎シーズンごとに新色や限定素材(ベルベットやナイロン、ムートンなど)がリリースされ、飽きさせない展開を続けています。
「仕事用には5AC、オフタイムにはグラムスラム」というファンも多く、マルジェラの世界観を一挙両得できるラインナップとして注目され続けているのです。
まとめ:マルジェラ「グラムスラム」の使い勝手は想像以上に良好

ここまで「マルジェラ グラム スラム 使い勝手」に注目し、デザイン背景やメリット・デメリット、サイズ・価格、スタイリング例などを幅広く解説してきました。最後にポイントを整理してみましょう。
- 実は収納力が高く、見た目以上に実用的
- スモールでも日常必需品がしっかり入る。ミディアム〜ラージならA4やPCもOK。
- マグネット開閉で荷物の出し入れもラク。
- 抱き心地が良く、デザインとして唯一無二の存在感
- まるでクッションや枕のようなソフトなレザーの質感が魅力。
- ロゴに頼らず“わかる人にはわかる”ミニマルなブランドサイン。
- ケアが必須になるほど繊細なラムレザーなので傷に要注意
- レザーケア、保管時の詰め物、雨・汚れ対策などを怠ると劣化が早まる。
- 長く愛用するためにはまめなメンテナンスが欠かせない。
- 価格帯は高めだが中古市場やアウトレットを活用すれば手が届く可能性も
- 20〜40万円という新品定価は大きなハードル。
- 中古なら10〜15万円台前後で状態の良いものが見つかることも。
- コーデの幅が広く、2WAY・3WAYでアレンジ自在
- カジュアルからフォーマル、メンズからレディスまで幅広い着こなしと相性◎。
- ショルダーやクラッチ、斜め掛けで表情を変えられる。
- マルジェラらしい実験精神と芸術性が詰まったアイコンバッグ
- “枕を持ち歩く”という発想をラグジュアリーに落とし込むコンセプチュアルな魅力。
- 毎シーズン新たなモデルが追加され、飽きさせない展開を続けている。
ふわモコの枕バッグを日常で楽しむ新感覚
「マルジェラ グラム スラム 使い勝手」については、購入前に「抱き心地はいいけど本当に便利なの?」と不安になるのは当然です。
けれど実際に試着してみると、柔らかく身体にフィットするレザーの心地よさや軽さ、意外な収納力に「これは使える!」と驚く方が少なくありません。
もちろんデリケートな素材でメンテナンスや扱い方に気を遣う必要はありますが、その分だけ「大切に手入れして持ち歩きたい」と愛着が湧きやすいのも事実。
モード色の強いブランドでありながら、どんなコーデにも不思議と溶け込み、街中でも目を奪う主役級の存在となってくれます。
まずは実物を抱えてみよう
気になったなら、ぜひ一度実物を触ってみてください。
ラムレザーのしっとり感や、中綿のふかふか具合は写真や動画だけでは伝わり切らないポイント。
店舗やセレクトショップ、もしくは中古ショップで実際に手に取って試着してみると、その抱き心地の良さに虜になるかもしれません。
マルジェラは歴史あるラグジュアリーブランドの中でも独自の個性を貫き、独創的なアイテムを次々と発表してきました。その象徴がこのグラムスラム。日常でクッションのようなバッグを抱える新感覚を、あなたのワードローブにも取り入れてみてはいかがでしょうか。
【さらに知りたい】Q&A
- グラムスラムはレディース向け?メンズも使える?
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もともとジェンダーレスなデザインで、メンズも着用例が多数。特にブラックやダークカラーならどんなスタイルにも合わせやすく、モードな装いに相性抜群です。
- 雨の日はどうする?
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ラムレザーは水に弱いため、雨の日の使用は推奨されません。防水スプレーを事前にかけておき、突然の雨にはレインカバーなどで対応しましょう。
- ショルダーストラップの付け替えは可能?
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付け替え可能なモデルが多いです。同じマルジェラのストラップや別ブランドのストラップを取り付けて楽しむ人もいますが、パーツの太さや金具のサイズに注意が必要です。
- 一泊旅行用にラージサイズは使える?
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ラージサイズなら十分使えます。着替えや日用品を入れても余裕があるという口コミも。ただし自立しにくい点とレザーへの負荷は考慮しましょう。荷物が重いと肩がけで負担になる場合もあるので、持ち運び方は工夫が必要です。
最後に:アート×実用の新境地、マルジェラ「グラムスラム」を手にする喜び
「高価格帯でデリケートな素材」と聞くと一見ハードルは高めですが、いざ手にしてみるとそのユニークなビジュアルと抱き心地の良さに心を奪われる人が多いのも事実。
実用性の面でもマチがあって収納力は意外なほど確保されており、オンからオフまで使い方をアレンジできる柔軟性を持っています。
- 傷や型崩れを防ぐ丁寧なケア
- 用途に合ったサイズ選び
- コーデに合わせたショルダー/クラッチ切り替え
といったポイントを押さえれば、グラムスラムはただの“枕バッグ”にとどまらず、“持ち歩けるアート作品”としてあなたの毎日にモードな彩りを添えてくれるはずです。
「ふかふかレザーだけど、本当に使えるの?」という先入観が、実際に触れたり使い始めると一気に払拭されるのがこのバッグの面白いところ。
「枕を街中で抱える」という発想にワクワクするなら、ぜひ“無意識のグラマー”の世界を体感してみてください。
メゾンマルジェラらしい尖った美学と実用性の組み合わせが、ファッションの新たな可能性を示してくれるはずです。
以上、「マルジェラのグラムスラムの使い勝手」に関する徹底解説でした。
あなたが“枕バッグ”を手に取り、そのクッションのような安心感とマルジェラらしい前衛的なデザインを楽しめる日が訪れることを願っています。
日常にふわっとした遊び心をプラスしながら、アート感あふれるラグジュアリーバッグをぜひ堪能してみてください。

