【バレンシアガは本当に終わった?】時代遅れどころか先を行きすぎる魅力を徹底解説

バレンシアガは終わった
もう時代遅れ

SNSや一部メディアでそう囁かれることがあります。
奇抜なデザインや度重なる炎上騒動など、確かに賛否両論を巻き起こす要素は少なくありません。

しかし実際のところ、バレンシアガは本当に勢いを失ったブランドなのでしょうか? 
本記事では、「終わった」「時代遅れ」と言われる背景や理由を整理し、それを否定する形でバレンシアガの真価を徹底的に解説します。
結論から言えば、バレンシアガは決して停滞していません。
むしろ前衛的スピリットと名門の伝統を併せ持ち、時代の先を行きすぎるがゆえに理解されにくい側面があるのです。
購入を検討している方が不安にならないよう、ブランドの最新動向や批判を超えた評価を詳しく見ていきましょう。

目次

バレンシアガが「終わった」「時代遅れ」と言われる理由

バレンシアガが「終わった」「時代遅れ」と言われる理由
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まずはなぜバレンシアガが「終わった」「時代遅れ」といった評判を受けるのか、主な批判や炎上エピソードを整理してみましょう。
そこには「下品」「ダサい」「流行りすぎ」などの声も含まれており、一見するとブランドの価値を否定するかのような意見が目立ちます。
しかし、その多くは表面的な見方である可能性が高いのです。

下品・ダサいと言われるのはなぜ?

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バレンシアガのロゴが大きすぎて押しが強い
成金っぽく見えて下品
オーバーサイズのシルエットがダサい
といった批判は、SNS上でも度々目にします。

特にTシャツやパーカー、スニーカーなど、ブランド名が大きく前面に出るアイテムは“主張が激しい”印象を与えるため、敬遠する人もいるでしょう。
また、全身を大きめのサイズでまとめるスタイリングも、人によっては「バランスが取りにくい」「スーツを着崩しているだけに見える」と感じられるかもしれません。

しかし、バレンシアガが強調しているのは「悪趣味とされるものから新たな美を生み出す」という前衛的な姿勢です。
例えば厚底のダッドスニーカー「トリプルS」が登場した当初は「ダサい」の代表格でしたが、それが一転して“アグリースニーカー”という新たなトレンドを確立。
後に様々なブランドがこぞって似たようなデザインをリリースしました
このように「ダサい」と一笑に付されていたものが、数年後には業界のメインストリームになるケースもあるのです。

流行りすぎで飽きられたという批判

そこらじゅうで見かけるロゴTやスニーカーが氾濫し、個性がなくなった」「もうブームは終わった
――こうした声もよく聞かれます。若者を中心に2010年代後半からバレンシアガは爆発的に人気を博し、ファストファッションとは一線を画す高価格帯にもかかわらず、街中で被る場面が増えました。
その過剰露出による飽和状態が、一部で「終わった」と感じられる原因になったわけです。

しかし、これは言い方を変えれば「それだけ大きなブームを起こし、多くの人を魅了した」という証拠でもあります。
ファッショントレンドでは「流行りすぎるとアンチが生まれる」のは定番の現象で、ブーム化したブランドが一度は通る道です。
ヒットの反動によって一部で「もう古い」「飽きた」という声が出るのは自然な流れと言えます。

炎上商法?過激なマーケティングの影響

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バレンシアガには炎上するほど話題になる過激なプロモーション事例が多々あります。
代表的なのが2022年末のホリデーキャンペーン広告

幼い子どもにボンデージ風のクマのぬいぐるみを持たせたビジュアルが「児童虐待的だ」と猛批判を浴び、さらに別の広告では児童ポルノの裁判資料が写り込んでいたことが発覚し、大炎上へと発展。
世界的に非難を浴びる事態となりました。

また、日本国内では「汚れたように加工された高額スニーカー」が「小学生の運動靴みたい」と揶揄され炎上するなど、挑発的なデザインや演出が度々物議を醸しています。

こうした炎上続きで「バレンシアガ=炎上商法」「ブランドイメージが下品になった」という声が出るのも無理はないでしょう。
しかし後述しますが、この過激さには「ファッションを社会問題として問いかけるアート」というバレンシアガ独自の視点が反映されている面もあります。

バレンシアガは「終わった」「時代遅れ」どころか常に革新を続けるブランド

バレンシアガは「終わった」「時代遅れ」どころか常に革新を続けるブランド
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一見ネガティブな話題の多いバレンシアガですが、実は現在も世界的に強い影響力を持ち、評価を巻き返しています。
ここからは「終わった」「時代遅れ」というレッテルを否定する要素を具体的に見ていきましょう。
結論として、バレンシアガはむしろ時代の先を行き続けているのです。

バレンシアガはなぜ人気が続くのか

BALENCIAGA

世界ランキング上位の常連

ロンドン発のファッションプラットフォーム「LYST」が発表する世界ブランド人気指数で、バレンシアガは2021~2022年にかけて1位やトップ3に名を連ねてきました
2022年末の広告炎上で一時的に大きく順位を落としましたが、2023年には再浮上し需要が増加傾向にあります。
つまり、炎上があっても多くの消費者が離れていないわけです。

事実、広告炎上直後には一部セレブがブランドへの距離を置く動きもありましたが、世界的な著名人やアーティストの多くは今なおバレンシアガを愛用し続けています。
フランスの女優イザベル・ユペールがブランドアンバサダーに就任したり、大物ミュージシャンのビヨンセがステージ衣装に採用するなど、セレブを中心に根強い支持があるのです。

最新コレクションでの方向転換

2023年3月パリ・コレクション(2023-24年秋冬)では、アーティスティック・ディレクターのデムナが「服以外の演出は極力しない」と宣言。
殺風景な真っ白の空間を舞台に、純粋に仕立てとデザインを際立たせる演出を行いました。

過去には泥だらけの会場やパパラッチ演出など「奇をてらう」ショーが多かったバレンシアガですが、このシーズンでは原点回帰とも言えるアプローチを採用。
奇抜な演出を封印してもなお、パンツを解体してジャケットに仕立てるなど、独特のテーラリング技術と創造性は変わらず健在で、批評家からも高評価を得ています。

炎上後の批判を謙虚に受け止めつつ、過去の路線を全面否定するわけでもなく、ブランドの核心である「革新的デザイン」を突き詰める姿勢は今後のバレンシアガをより強固にすると期待されています。

デムナのビジョンと革新性

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バレンシアガを率いるデザイナー・デムナはしばしば「炎上商法の立役者」と言われがちですが、実際にはファッションを社会への問題提起として捉え、「服を通して世界に問いかける」ことを重視しています。

例えば汚れ加工の高額スニーカーも、単なる奇抜ではなく「ラグジュアリーとは何か」を問う実験的な作品とも言えます
2017年に発売した分厚いソールのスニーカー「トリプルS」は「ダサい」を逆手に取り、一大ダッドスニーカーブームを巻き起こしました。
「下品」「ダサい」と当初嘲笑されたデザインが数年後には市民権を得る――これはバレンシアガが時代を先取りしている証拠とも言えるでしょう。

静かなラグジュアリーやY2Kとどう共存する?

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静かなラグジュアリーへのシフト

近年はロゴを前面に出さず、“質の良さ”で魅せる「静かなラグジュアリー」が注目され、ドラマ『サクセッション』などで話題になっています。
バレンシアガは一見ロゴ押しのイメージがありますが、2023年秋冬コレクションを見れば、仕立てや素材感を重視した落ち着いたウェアが目立っていました。

実はクリストバル・バレンシアガ(創業者)が培ったオートクチュールの伝統を、デムナが2021年から復活させており、テーラリング技術の高さには定評があります。
ロゴがなくても勝負できる“静かな高級感”を備えていることは、バレンシアガが今後も支持される一因でしょう

Y2Kリバイバルの中心にいる?

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またY2K(2000年代前半)リバイバルブームにも実はバレンシアガは深く関わっています。
2000年代に流行したモーターサイクルバッグを、デムナ流に再解釈した「Le Cagole(ル・カゴレ)」バッグは、まさにY2Kの色彩や装飾をモダンに落とし込んだヒット作です。
キム・カーダシアンがキャンペーンで着用して話題になり、瞬く間に「イットバッグ」として若者に定着。
つまりバレンシアガはY2Kの流れから外れているどころか、むしろその中心に立つブランドといえます。

サステナビリティへの取り組み

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現代ファッションに欠かせない要素がサステナビリティです。
バレンシアガは親会社ケリングの方針のもと、環境配慮型の素材や生産工程を積極的に取り入れています。

特に2022年に発表した菌糸体由来(キノコ由来)のヴィーガンレザー素材「エフェア (Ephea)」を使ったコートは、高額(約9000ユーロ)ながらパリコレのランウェイにも登場し、一部店舗で販売されました。
ラグジュアリーブランドとして新素材をいち早く商用化し、環境負荷軽減を図る姿勢を示したのは評価に値します。

挑発的なイメージが先行しがちなバレンシアガですが、実際にはサステナビリティにも目を向け、新しい価値の創造に貢献しているのです。

まとめ:バレンシアガは時代遅れどころか“次を創る”革新ブランド

まとめ:バレンシアガは時代遅れどころか“次を創る”革新ブランド
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  • 「終わった」と言われる主な理由
    1. ロゴが大きい・押しが強いデザインで「下品」「ダサい」とみなされがち
    2. あまりに流行りすぎて「もはや個性がない」という食傷感
    3. 度重なる炎上騒動でブランドイメージが悪化
  • それを否定する根拠
    1. 世界ブランドランキングで依然高い人気をキープし、炎上後も需要が戻りつつある
    2. 「芸術としてのファッション」を掲げるデムナのビジョンが若年層やセレブを魅了
    3. 仕立ての良いウェアや新素材採用など、過激さだけでない本質的なクオリティを備える

結局のところ、「バレンシアガ=時代遅れ」と評する向きは、一部のデザインや広告を表面的に見た早計な判断である可能性が高いでしょう。
バレンシアガが嫌いな人がいるのも事実ですが、それは強烈な個性を放つブランドにとって避けられない宿命とも言えます。

バレンシアガは100年以上の伝統を持ちながら、常に既成概念を打ち壊す革新を行ってきました。
デムナが率いる現在も、あえて「ダサい」と言われる要素をファッションの主役に昇華し、次々と新しいスタイルを切り開いています。

「バレンシアガは終わった」と言われるのは、もしかしたら時代の先を進みすぎているからかもしれません。
批判や議論を恐れずに新たな価値を発信し続けるバレンシアガの姿勢こそが、多くのファンを引きつけてやまない理由です。
もし「下品」「ダサい」といったイメージだけで敬遠しているのなら、一度バレンシアガが実際にどのようなコレクションを展開し、どんな技術を持っているのかをじっくり見てみてください。
まだまだ未知の魅力があるはずです。

バレンシアガを選ぶメリット・デメリット

メリット

  • 先進性:流行の最先端どころか、その次の流行すら仕掛ける力がある
  • 伝統×モダン:創業者クリストバルの時代から受け継がれる高いテーラリング技術
  • 話題性:コーディネートの主役になるアイテム多数。周囲から注目されやすい
  • 再販・リセール価値一部コレクターからの需要が高く、中古市場でも人気が高い

デメリット

  • 価格の高さ:ロゴアイテムやスニーカーでも数万円~数十万円の価格帯
  • 好みが分かれるデザイン:派手なロゴやオーバーサイズ、時にアンチも生むほどの個性
  • 炎上リスク:過激なプロモーションが苦手な人にはブランドイメージが合わないかも
  • コーデの難易度:ビッグシルエットや独特のフォルムを上手に活かすには工夫が必要

この記事の結論と購入アドバイス

  • 結論:バレンシアガは決して終わっていないし、時代遅れでもありません。むしろ時代の先駆者として新たなトレンドを生み出し続けているブランドです。広告炎上などでアンチが増えている部分は否めませんが、それらはブランドの“攻め”の姿勢の裏返しでもあります。
  • 購入を検討している人へのアドバイス
    1. デザインを選ぶ:派手なロゴが苦手なら、ロゴを控えめにしたシンプルなアイテムを選ぶ。バレンシアガにはテーラリングを活かした上品なウェアやバッグも多数あります。
    2. サイズ感を試着で確認:オーバーサイズが多いため、実際に店頭で試着し、シルエットや着こなしを研究すると良いでしょう。
    3. 長期的価値を見据える:一時的なブームに惑わされず、バレンシアガがもつ“名品”や革新的デザインの本質を理解すれば、後々「買ってよかった」と思えるはずです。
    4. 炎上を気にしすぎない:SNSの意見に左右されすぎず、自分が魅力を感じるかどうかが大切。バレンシアガは「議論の的になるブランド」ですが、それが面白みでもあります。

バレンシアガは、伝統を重んじつつも挑戦し続ける珍しいブランドです。
まさに「ファッションはアート」という精神を体現し、一部からの批判も含めて多くの話題を振りまいてきました。
もし「下品」「ダサい」と言われるのが不安で購入をためらっているなら、ぜひバレンシアガのコレクションを直接見て触れてみるのがおすすめです。
そこで感じる新鮮な驚きや高揚感こそが、バレンシアガが時代遅れにならない最大の証拠となるはずです。

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この記事を書いた人

東京出身でアパレル関連の会社で働いています。
幼い頃からファッションが好きでファッションの魅力をもっと広めたいとの思いからこのメディアを立ち上げました。
趣味はウィスキーとスノーボード。

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